在庫品紹介
相撲三国志 秀ノ山勝一 著
大正成長期の相撲界について。下のみ。上巻は在庫なし。
小さくても大きな役割 坂田 道太 著
今朝の毎日新聞書評を読んでいたら、「むしろ素人の方がよい: 防衛庁長官・坂田道太が成し遂げた政策の大転換 (新潮選書)」(佐瀬 昌盛)が取り上げられていました。どこかで聞いた話と思っていたら、こんな在庫がありました。
就任時はロッキード事件が起こり、ミグ25戦闘機のパイロットが亡命してきたり、防衛・外交面でもいろいろあった時期だったのですね。書評でも取り上げられていた「基盤的防衛力」についてはもちろん、八代亜紀との対談も収録されています。若い自衛隊員とも真摯に話していて、なるほど好感が持てます。
戦車に乗るとつい素の部分が表れてしまうのか、74式戦車に試乗している姿が掲載されているのですが、子供のようにニッコリされています。丸メガネがほほえましい。
Zeichnungen Roman Signer ローマン シグネール
スイス在住のアーティストによるドローイング集。アクション・スカルプチャーというジャンルのようです。
ロケットや大量に落下する水といったものが好きなようです。
アートだと思わずに、面白おじさんのアイデア帳だと考えるとちょっと高いかなと思います。
こどもの世界文学 第8巻 アメリカ編2 人面の大岩ほか
ホーソンの標題作の他、ワシントン・アーヴィングの作品が収録されています。
そのうちの「リップ=バン・ウィンクル」の読書会が
浜松市北寺島町の子ども会図書館で行われた模様も収められています。
廃車したバスを改造してできた子どもの図書館。昔はこんなものがたくさんありました。
龍禅寺小学校のみなさんとそのお父さんたちが参加。
お父さんというのがいいですね。
浪漫堂設立15周年記念パンフレット 村上春樹に関するいくつかの事実/他
新刊の発売が新聞やTVで取り上げられ、1冊の本がニュースを生み出すというのはいいことだと思うのですが、
これだけ大騒ぎになると、なんだか所詮自分のいる世界とは違う世界の話だなと思ってしまいます。
100万部ですからね。
この商品のようなトリビアなものというのははたして売れるのでしょうか。
広告制作会社浪漫堂の代表取締役が村上春樹と高校の同級生だったようです。
当時のあだ名が「エロキ」だとかどうでもいいことが判明します。標記の小文は見開き2ページのみです。
統帥綱領入門 大橋 武夫著
マネジメント社 1980年刊 評価B カバ帯 少汚: B6
店頭で扱っています。価格ご照会ください。
著者は東部軍参謀,陸軍中佐。戦後倒産した時計工場を再建。
会社経営の原点は人事とし,本書では作戦実行の指導書を解説。
副題「会社の運命を決するものはトップにあり」です。
一年生誕生 照井 猪一郎監修
「勉強ということをどう考えたらよいのでしょうか」という項目で,クリーニング屋のいう「勉強しますよ」と,お母さんのいう「勉強しなさい」との,「勉強」はどちらも同じ意味かと小学6年生が議論してたどり着いた結論が,かなり誘導されているような気もしますが,なかなか考えさせられる結論です。
綴方の無着先生も編集に携わっています。
カバに破れあります。
猿 澤 塵外
販売済みです。
猿のあれこれをまとめた小冊子をふくらませて1冊の本にした私家版。
よく読んでみると,亡くなった息子が猿好きだったのが元の小冊子製作のきっかけとあります。
息子の供養のために猿の本を作るというのは,なんだかほろりとさせられます。
図版多数掲載しておりますが,どこかで見たような写真もちらほら。私家版ゆえに無断転載もかなり行われているようにも思われます。
下の写真は同好の士から送られたもののようです。
北国の動物たち 少年少女世界動物冒険全集 講談社
「ウスリー紀行」を著したアルセーネフと,探検家ズヴァンツェフとによるシベリア大陸の動物記。子供向け。
村上松次郎の挿絵。
赤坂三好の絵地図がいいですねえ。
Noah’s Ark Tibor Gergely ノアの方舟 ティボル ゲルゲイ
ティボル・ゲルゲイは1900年ブダペスト生まれのユダヤ人画家。第一次大戦後にオーストリアへ亡命,
一度帰国するもナチスドイツによるオーストリア・チェコスロバキア併合後の1939年にアメリカに再び亡命,
その後祖国に戻ることなくアメリカで活躍。Scuffy the Tugboat(ちびっこタグボートとは別です)やTootle the Engineが大ヒットしました。
日本では「どうぶつたちのオーケストラ」などが翻訳されています。
人物の描き方がちょっと茂田井風。それでほのぼのした感じが出ているのかもしれません。
表紙が痛んでいますが,中身は特に問題ありません。